神田 正男

予想もつかない構造。同じものはないデザイン。飽くなき探求が、エネルギーに。

頭も身体も常時フル稼働。

箪笥と建具の補修を担い、一方ではテーブル等の創作も行うベテラン職人・神 田。「同じものは二つとない。その度にやり方を考えたり、構造解析しながら 直していくのが楽しい」と言います。しかしその一方で、いつ考えているのか 全くわからないほど、常に流れるように動き、そして、あっという間に一つの 家具の様相を変えてしまいます。

頑固そうなイメージとは裏腹に、ムードメーカーでもある神田。 右:神田お 気に入りのカンナ。アッサブ社K-120の鋼で、欅など堅い木に使用する。 カンナできちんと削ると木がツヤっと光る。お肌・お化粧と一緒で、塗装で綺 麗に仕上げることはできるけれど、何よりも素地が大事。だからこそ、仕上げ のカンナはこだわれ、という。

極められないものだからこそ。

 

「たまに、ものすごく変わってる構造のものに出くわしたりするとすごく勉強 になる。カンナの研ぎ具合も納得いかないときがあったりする。だから続けら れるんだよね」。プライベートの趣味ではとにかく極めたくなる、という神田 。ひとつひとつ違い、全くマニュアル化されていない「極められない」ものだ からこそ、時代家具は、神田を惹きつけるのかもしれませんね。

 

代表からの一言

古福庵創業初期からのベテランの木工職人の神田さんです。
とにかく丁寧に仕事をしてくれます。欄間ダイニング等の創作家具の制作を得意としておりお客様のご希望をお伝え頂けましたら丁寧に形にしてくことが出来ます。
滑り芸も得意ということが最近分かりました。