お洒落な蔵戸活用術【蔵戸テーブル】

蔵戸その名の通り日本全国の旧家でお蔵の扉として利用されていた重厚な引き戸を言います。この蔵戸がこれだけ大きく重厚な作りでありながら全国的に水屋箪笥や衣裳箪笥と同様に個性豊かな発展しました。特に北前船にかかわる北陸・東北エリアには漆塗りが施されさらには重厚な鉄金具をあしらったそれは見事な蔵戸が生産されております。日本海側のエリアの当時の繁栄が偲ばれるところです。

これほど素晴らしい世界に誇る日本の蔵戸を出来るだけご活用していただけるようにと弊社では様々な取り組みを行っております。そのうちの一つが蔵戸テーブルの製作です。
その昔は日本の時代箪笥をはじめ工芸品の質の高さに目をつけた外国人の方が横に寝かせてテーブルとして活用していたと言います。弊社ではのせるだけでは、安定性や扉の使用方法としてあまり良くない面がある為、脱着可能な形で脚の加工を行っております。

10年以上前に製作を始めたころは一体式でしたので、重すぎて運べないや狭い所を通せない等問題が多く、ひとつづつクリアにして現在に至っております。脚の取り付くつけね部分の補強を特に注意しています。しっかりとした一枚板を埋め込みそれを強度の高いナット類で留めております。木の動きに合わせて増し締めが出来る効果も得られています。


 お客様だけの一点限りの蔵戸テーブル製作、この響きが私たちは大好きです。必要なサイズも色々とですし、蔵戸本体のサイズ調整を最初に行い、その後脚の高さ等ご希望に沿って製作していくことも可能です。

ご興味をお持ち頂きましたらお気軽にご相談下さい。何度でもご説明し、一点限りの蔵戸テーブルを製作させて頂きます。