私たちのリストアの先にあるもの 工房の日常風景 Vol.01

 

作業中の表情をこっそりと一眼で撮影しました。

私たちは平均100年ほど経過した時代箪笥・建具を相手に毎日リストア作業に取り組んでいます。同じものは全くありません。その点がとても楽しい所であり難しい所でもあります。
その一方で家具の基本、建具の基本は今も昔も変わりません。
基本を押さえつつ、それぞれのスタイルや雰囲気が職人の個性として大切にされています。
作業中の様子でそんなところがお伝え出来たらと思い、表情をこっそりと、または堂々と撮影してみました。

私たちのリストアの先にあるもの 工房の日常風景 Vol.01

一転して、凛とした空気が漂う大型機械を扱う作業中の小林美奈。


骨董家具を扱う仕事が天職という建具職人の佐藤。


棚板の調整作業を行っています。


いつも飄々としている神田。


ガラスケースの扉の動きをスムースにする為の作業中です。


直角に水平と今後の作業の基礎を固める作業中の二宮。


普段のリストア作業の多くの時間は、集中と緊張感に包まれています。そんな職人さんが見せるふっと緩んだ瞬間はとても素敵です。
作業の難易度が高く道筋が立てにくい時に見せる眉間のしわも笑顔と同じだけ素晴らしいです。
いつかそんな表情をお届けできたらいいなと思っています。