時間をかけて自然と導かれたアンティークと住まう生活

「確かにアンティークに興味はあったと思います。けれども急激に高まったものではなく少しずつ育んできたものです」と話す優しい笑顔が印象的なご主人様。また奥様も同様にテレビや旅行をきっかけにと頷くご様子。

自分の感性に素直に、アンティーク家具と暮らしてみよう。

木地色の上品な雰囲気の蔵戸に再会。

私たちも忘れることのできない繊細で美しい万本格子戸。

杉田様邸のご計画の最初のきっかけとなりました万本格子戸。私たちも忘れられない物のひとつ。
「万本格子戸については何だか預かり物の感覚です。大切に後世に残して行きたいと思っています。」と優しく語って下さる杉田様。
私たちと同じ感覚で納品させて頂いた建具を
見ていて下さる事に本当に感動致しました。

書斎には大正浪漫の薫りがします。

内部は雰囲気を変えて大正浪漫の風薫る色ガラス建具をご使用頂きました。
稀少な色ダイヤやプレスガラスがモダンな印象です。書斎の建具としてご使用頂く点も秀逸です。
「しっかりとリストアして安心して使用できる建具であったことが何より嬉しかった。職人さんも誠実に対応してくれた事に感謝しています」杉田様からの嬉しいお言葉がありましたが、こんなに素敵な案件に携わることが出来た事に私たちも感謝しかありません。

奥様の最後までしっかり使い切るというポリシーがご趣味の洋裁で裂き織作りに繋がっているとの事。着物を最後は裂き織に作り上げ使い切ってあげる。頭の下がる思いです。
私たちも縁のあったアンティークの家具をそのような思いを忘れずに取り扱いたいと思います。

●このプロジェクトに関わったメンバー
二宮 奏
後藤 拓弥
田所 正朝
山田 武
小林 美奈
髙木 栄作