加工技術と経験の共有の機会を作る。アンティークに真剣に取り組む仲間と共に成長したい。
左が加工前、右が加工後です。
現場サイズへ幅詰め高さ足し加工された万本格子戸です。
万本格子戸と呼ばれる格子戸があります。途方もなく繊細な格子を敷き詰めた建具です。このような建具を作ることを許されるレベルに到達するまでにどれだけの月日が求められたのでしょうか。
毎日毎日の鍛錬を10年、20年と続けて到達できるレベルがそこにはありました。
今度は私たちが現代のお客様の為に再度加工を行いお届けしております。
何も見逃さず、何も聞き漏らさない。
ほぼ毎日アンティーク建具加工に従事する経験豊富な小林晃。
数ミリの調整のコツを共有します。

い。
大変取り扱いの難しい大型の機械ではありますが、ミリ単位も曲げてはいけない、それを繰り返さなければいけない等の作業に圧倒的な効果を発揮します。
プロの料理人の方々が包丁さばきをマスターし食材を最適な形で切り分けて行くのに似ているのかも知れません。
以前何かで見た著名な祇園の懐石料理長が、弟子の方に隙間時間も刃物を研ぐように指導していた様子を思い出しました。
『切れない刃物で何作るんだ』当時心に残ったお言葉です。


寸法の誤りが許されない緊張感の中様々な作業工程を経て万本格子戸の幅詰めと高さ足し作業が無事に完了致しました。
『建具の加工は難しいよ。岩﨑さんは集中と気合が凄いから大丈夫。』
小林は言います。
『建具の加工は難しいよ。岩﨑さんは集中と気合が凄いから大丈夫。』
小林は言います。