コンセプト

2世帯でお住いのお客様邸に、ご家族が増えるのを機に仕切り戸をアンティーク建具で設置したいというご相談を頂きました。

これまでは自由に行き来していた場所に、引き違い戸を仕切りとして設置するという多くのお客様が実は行ってみたいというご相談の多いプチリフォーム内容の
内容です。

一見すると容易に聞こえる内容に思われますが、

実は何もない空間に建具を設置することは通常想定されません。

しかしながら、お客様のご協力を大前提に、創意工夫により無事に素敵な色ガラスアンティーク引き違い戸の設置を完了させることが出来ました。

開放感を最大限に残すため、木枠を極限まで減らしスッキリと

通常の三方枠で纏めますと作業は楽ですが、開放感が若干損なわれると考え
上部に鴨居を追加し、敷居部分はフラッターレールを選択しました。
壁面には枠を回さないことで、想定した開放感が得られたと思います。

Vレールを使用し、鴨居への負担も軽減しまたコストダウンも図ることが出来、一石二鳥の効果が得られたと思います。

上吊り金具を使用する案もありましたが、２方枠の選択が困難となりましたので
上述の案の選択になりました。

何もない空間への仕切り戸を兼ねた引き違い戸の設置という大変ユニークな作業内容を行うことが出来、大変勉強になる案件でした。

是非仕上がりをお楽しみ下さい。